【運べなくなる危機に!】
サッポログループ物流が実行する、 みらい進行形のロジスティクス戦略。
2030年には輸送能力が34%減少すると言われ、
既存の考え方が通用しなくなる時代に、私たちは持続可能な物流体制の構築に向け、新しいスキームを実行し続けています。私たちサッポログループ物流は、企業の垣根を超えた協業に挑戦しております。ドライバー・作業員不足、カーボンニュートラルへの対応等、様々なロジスティクス課題については、多くの企業が協力して解決をしていくことが有効であると考えるからです。サッポログループのロジスティクス改善事例や、ロジスティクス人財育成の事例をご紹介致します。弊社では課題解決を共に推進して頂ける企業様との繋がりを広げたいと考えております。ご興味をお持ち頂いた企業様におかれましては、問い合わせフォームよりご連絡いただけますと幸いです。

CASE01
共同輸送事例サッポロの"ビール"と日清食品様の"即席麺"を組み合わせた共同輸送

1. 両社の課題
- サッポロは重量物のビール製品をトラックに最大重量を積載しても容積に余裕がありました。
- 日清食品様は軽量物の即席麺をトラックに最大容積を積載しても重量に余裕がありました。
2. 共同輸送スキーム
- 静岡県焼津市に立地する両社の工場から、大阪向けのトラックに積み合わせを行います。
- 往路においては下段にサッポロのビール製品、上段に日清食品様の即席麺を積載します。
- 復路においては納品先で空いた容器やパレットを積載し、各工場に返却します。
3. 共同輸送の効果(※両社が個別に輸送を行った場合と比較したときの数値)
- トラックの使用台数を約20%削減!
- CO₂の年間排出量を約10t削減!


関連ニュースリンク
- サッポロの"ビール"と日清食品の"即席麺"を組み合わせた共同輸送を開始 (サッポロホールディングス)
CASE02
モーダルシフト事例千葉から仙台の輸送の一部を鉄道輸送に切り替え

1. 課題
- 「物流の2024年問題」を見据えた物流従事者環境の改善をしたい。
- 輸送モードの多様化への解決策として、持続可能な物流体制の構築をしたい。
2. 輸送スキーム
- サッポロビール千葉工場(千葉県船橋市)からトラックに積み込みを行う。
- JR貨物隅田川駅(東京都荒川区)にてコンテナに積み替えを行う。
- JR貨物仙台貨物ターミナル駅(宮城県仙台市)にてコンテナを緊締車に積み込みを行う。
- サッポロビール仙台物流センター(宮城県名取市)にて取り卸しを行う。
3. モーダルシフトの効果
- CO₂排出量を年間約44t削減しています。


関連ニュースリンク
- サッポロビールの千葉~仙台工場間輸送の一部を鉄道輸送に切り替え、モーダルシフトを推進し、年間のCO₂排出量を約44t削減。さらに倉庫内作業自動化によるドライバーの待機時間を削減。(サッポロホールディングス)
- 関西・中国-九州間における共同モーダルシフト開始について(サッポロビール)
- 自社拠点・サプライチェーンにおけるCO₂排出削減(サッポロホールディングス)
CASE03
スイッチ輸送事例サントリーグループ様と共同で群馬県~岡山県間の3か所スイッチによる長距離での往復輸送

1. 両社の課題
- 群馬県~岡山県間の往路の輸送手段としてトラックを両社それぞれで手配し、製品を輸送していましたが、復路の積み荷確保やドライバーの拘束時間短縮が課題となっていました。
2. 運用スキーム
- 往路にポッカサッポロの飲料や食品、復路にサントリー様の飲料製品などを運ぶ往復輸送を確立しました。
- また、往復路ともに埼玉県、静岡県、大阪府の3か所にてリレー方式でスイッチ輸送を行います。
3. 効果
- 輸送の効率化を図るとともにドライバーの長距離輸送による拘束時間短縮および労働負荷の低減に繋げています。
- 運行するトラックを両社合計で年間約150台減らし、CO₂排出量を約45t削減できる見込みです。

関連ニュースリンク
- サントリーグループと共同で群馬県~岡山県間の3か所スイッチによる長距離での往復輸送を開始 (サッポロホールディングス)
CASE04
人財育成事例サッポロ ロジスティクス☆人づくり大学

1. 『サッポロ ロジスティクス☆人づくり大学(通称=ロジ大)』とは
- グループ全体のロジスティクス改革を推進する人財育成、開発を目指し、2019年より開校し運営している社内大学です。
- 毎年グループ各社からロジスティクス部門だけにとどまらない様々な部門から参加し、2024年までに延べ114名が修了しています。
2. ロジ大設立の背景・経緯
~2018年
物流業界を取り巻く厳しい環境変化により、なにも手を打たなければ持続的な物流体制を維持できなくなると予測
最終的にロジスティクスを回すのは
"人"である- ロジスティクス部門
- 既存の物流部門人財のレベルアップが必要!
- バリューチェーン他部門
- 高度なロジスティクス改革にはバリューチェーン連携が必須(物流部門単体では実現できない)=各部門に物流の理解者・協力者を配置し、人的ネットワーク構築が必要!
ロジスティクスの難題を解決するための知識と推進力を有する人財を輩出できる、体系的な学びの場が必要!
2019年
ロジ大を開校!
3. カリキュラムの一部ご紹介
オープン | セミナー「トレンドを知る」著名な講師の方々を招き、グループ社員向けに講話頂く |
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フィールド | ワーク「現場を知る」社内外の物流施設を訪問し、現場の苦労を体感する、また最新のテクノロジーに触れる |
社外 | セッション「外を知る」他企業、研究機関との共同セッションを通し視座を高める |




4. 受講生からのロジスティクス改革提言が具現化
- 学びの集大成として、中期視点のロジスティクス改革案を経営層へ提言する、最終発表会を実施しています。
- 受講生からの提言は、内容に沿ってグループ内の専門部署に伝えられ、具体化に向けた検討を行います。


関連ニュースリンク
- ロジスティクス人財育成の基盤構築「サッポロロジスティクス★人づくり大学」
(サッポロホールディングス)